第3章 弱さと強さは紙一重
10年前。
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「ったく、本当にどうしようもないなお前」
「ああ!?なんだと!?」
「まぁま、そこら辺にしときなさい」
「先にふっかけてきたのはあっちだぞ!?」
「でも、手を出してきたのはそっち
どうせ負けるんだからやめときゃいいのに」
「こーら、マリア言い過ぎよ」
「そういうところだよ!!お前!!」
「はいはい、すみませんでしたね負け犬さん」
「馬鹿にしてんのか!?」
「馬鹿にしてないように見える?逆に。」
「こら!マリア」
「マリアもやめろよ。そこら辺にしとけお前も女なんだからもし怪我でもして傷でも付いたらどうする」
「おい!なんで俺の心配じゃなくてこのブスの心配なんだよ!!」
「うるさい皺くちゃ」
「ああ!?!」
派手に言い合いするのはいつものことだった。訓練兵を志願したのは暇つぶしだった。
何か新しいものを見つけたくて。
ただ、そんな理由。
成績だって悪くなくこのままだと首席合格だろうとも言われてる。
そんな中私達は5人セットでよくいつも一緒にいた。
口煩い馬鹿の皺くちゃのオルオにいつも喧嘩を止めてくれる私の親友のペトラとサラ。
あともう一人オルオとは違って優しいリヴァル。
ただ代わり映えのしない毎日に生きる理由が欲しくて家から逃げたかった。
〝宿命〟から逃げたくて仕方がなくて両親の反対を押し切って半ば無理やりここに入った。妹を残してきたのは心残りだけどきっと聡い妹のことだ。私のこともわかってくれると思う。