第18章 初めての経験
ユナ side
今日から私は調査兵団のハンジ班に所属する。
目的だったリヴァイとの再会も果たして、私の心は長年求めていた物を手に入れて満たされていた。
・・・けど、私は今、リヴァイに兵団服を着せられている。
『ん・・・っ』
途中、リヴァイは私の体に印をつけていく。
背中と肩につけて、ブラウスの襟元を上げる。
今度は胸元で下着をずらして胸の先端を吸うリヴァイ。
『!あぁっ・・・、リヴァイ!』
「悪いな、つい体が動くんだ。」
リヴァイは全然悪いと思ってないと思われる。
『もう・・・、一人で着るからいいよ。』
私が拒もうとすると、
「悪ふざけが過ぎた・・・・。面倒な俺を嫌になるか?」
そう言って、私の腰を抱きよせる。
「だが、もうお前は俺から逃げられない・・・」
私が口を開こうとすると、リヴァイは私の唇を塞ぐ。
『ねぇ、リヴァんっ・・・、んぁ・・・っ』
舌を絡み取られ、私は脱力しそうになりリヴァイに体を預ける。
『はぁ・・・っ』
「・・・だめだな。やっぱりお前に触れずにいられない。」
昨夜の情事から、リヴァイはずっと私に触れている。
ずっと離れていた分の、その隙間を埋めるように、キスをしてきて、抱きよせて、体に触れる。
一度触れると、なかなか止められない。
結局、どうにか服を着て、まだ早い時間に私はリヴァイの部屋から帰らなくては・・・と思っていた。
リヴァイはここでは「兵士長」なのだから、一新兵の私がその兵士長の部屋から訓練に向かうなんて、あってはならないと思う。
ふと、そう言えば私って・・・リヴァイの恋人?でいいのかな?いまいち自分の立ち位置がわからない。
(ま、とりあえず今はここでの生活に慣れないとね)
今日からの訓練、頑張ろう。
『リヴァイ・・・兵長!もう、しっかりして!私はこれからここでリヴァイと生きていきたいの。だから、ちゃんとした調査兵団の兵士になろうとしてるのに!』
私はリヴァイをキッと見上げて睨む。
「はぁ・・・、わかった。本当は、俺はお前が調査兵になることは反対だが、俺の目の届く所に置いておきたい。そして、お前はまだ壁の外を知らない。力は必要だ。俺と共に生き抜く力はな。」
と、リヴァイは私の頭をポンポンと撫でる。
『うん。頑張るから!』
私はそう言って、リヴァイの部屋を出た。