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初日に会ってヤッただけで嫁認定された女「R-18」

第1章 #01


 職場に来るなり男性陣から挨拶をされる藤原。
この工場の仕事は、とある製品を大量生産するライン作業である。
検査から組み立てまでなんでもやる。
「藤原さんおはよう!」
「おはよー。」
 自分の親と同じ年齢かもしれない年配の男性がいた。
髪がない(超失礼)がガタイがよくて優しい。
「あれー藤原さんその子は?」
「今日から契約開始の派遣さんよ。」
 藤原は名前の肩に手を置き、挨拶を促す。
「苗字と申します。よろしくお願いします。」
 名前は年配の男性である吉田に挨拶をする。
「よろしくねぇ。いやー女かぁ。
一気に職場が華やかになるなぁ。はっはっは。」
 周りを見れば男ばかりだ。
その中でも目立つ男がいる。じろりと名前を睨む。
「あぁ…?」
 作業中のプライドの高そうなこの男、東雲と目が合う。
動きが機敏で容赦のないところがある。
超絶優秀で社員の中では一目置かれている。
ショートカットで中背で華奢な男だ。
華奢ながらも腕には筋肉がついている。
イケメンというほどでもない普通な顔。
それなのに視線で追ってしまう。東雲と目が合った瞬間。
名前の脳裏に衝撃が走った。
「うぅ…。ごめんなさ…。」
 東雲は怯える名前から目を逸らす藤原は東雲に声をかけた。
「じゃあ東雲さん。
早速だけどこの子の指導お願いできる?
私昼間からいないんだよねー。」
「断る。」
 藤原と東雲と頻繁に揉める。
派遣で入ってきた新人がいる前で揉めていた。
怒号が響き合う。
周りからはまた始まったと言われる。
この職場では日常で誰も気にせず作業に従事している。
「教えなさい。」
 藤原は怖い顔で東雲を見る。
「だーかーら!なんで俺が教えなきゃいけないの!
藤原さんが上司なんだからやればいいだろ。
まともに返事もできないやつもいるから、俺もうやだよ!」
 藤原と東雲の声はでかい。東雲は駄々をこねていた。
藤原は駄々をこねる東雲にご立腹である。
東雲は教えても教えても消えていく新人に嫌気が差している。
藤原は東雲の愚痴も聞いていた。
「あのね。東雲さんの気持ちはわかるけど。
私は今日の昼間から来週までいないから
苗字さんに教えてあげてねって言ってるの!東雲さんに頼んでるの!
そんなにいや?」
「いやだ!」
 首を横に振って拒否する東雲。

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