第1章 物語設定
【補足①】龍宮家
『王龍』を祭神として祀り、日本にある聖地に神社が建っている。
本家の人間は純血の魔法使いの血筋。
龍宮の人間は、その血筋に仕える妖などを『召喚』する異能を持っている。
高い霊力を持っていると、神獣や神格を持つ妖を召喚できるが、天津神や国津神の力を借りられるほどの力を持っているのは、初代姫巫女以外では、シオンのみである。
魔法界と龍宮では認識の違いがあり、龍宮のいう一族とは直系から傍系までを含めた龍宮の血を引く者全てであるが、魔法界で言う『龍宮一族』は、直系のみを指した純血の魔法族のことである。
【補足②】霊力と魔力
この話では、霊力と魔力は同一のものとして話を進めます。
霊力は東洋的な、魔力は西洋的な言い方と認識して下さい。
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☆使い魔☆
【名前】月映(げつえい)
【種族】蛟龍(こうりゅう)
【所属】姫巫女の使い魔
【容姿】
金色の蛇に四本の足が生え、短いツノを一本持っている姿。
【性格】
主人であるシオンの心の機微に敏感で、シオンの友人には懐くが、シオンが恐れる相手や苦手としている相手には敵意を向ける。
歴代の姫巫女に対して敬意を払っているが、シオンのことは一際気に入っている。
【備考】
歴代の姫巫女と共にホグワーツで過ごした経験がある。
しかし、月映を長時間顕現させるだけの力を持っている者がいなかったため、ホグワーツのことに詳しいわけではない。
先代姫巫女であるシオンの祖母が、ホグワーツに通うこととなった息子(シオンの父)を心配して月映をつけていたため、ハリーやロンの両親、ダンブルドア、スネイプたちのことを知っている。