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〖 ハイキュー!!〗~ 夏の終わりに ~合同コラボ作品集

第6章 階段下の指定席 ( 黒尾鉄朗 )


「学校慣れたか〜?」

うん…クロ先輩の質問にコクンと頷く

「友達は?ちゃんとできたのか〜?」

『まぁ…一応…』

私の友達事情にまで心配してくれる先輩に
申し訳ない気持ちになる…

「まっ…
夏海チャンには俺がいるから…いっか?」

そう言って頭を撫でるクロ先輩の笑顔に
胸がキューッとなって俯いてしまう…

「どうした?」

顔が熱い…クロ先輩の言葉にただフルフルと
首を振るしかできなくて…

「顔赤いけど…」

ニヤニヤしてるのが口調でわかる…

『もう〜』

ホントいじわる…絶対わかってやってる…
顔を上げればニマニマと笑う先輩と目が合って
私の頬も緩んでしまう

「ちゃんと笑えるじゃん」

『あっあたり前でしょ?』

「夏海チャンはそっちが可愛い」

クロ先輩の一言にドキドキが止まらない
そんな不意打ちズルいです…


好き…気づいた時には
私の心の中はクロ先輩でいっぱいになってた…


「ところで夏海チャン?
この前の話考えてくれた?」

『…何でしたっけ?』

「おいおい…ひでぇな…バレー部のマネの話」

あっ…そうだった…
やってみないかって誘われてたんだった…


先輩にしたらただの軽いノリで
誘ってくれてるのかも知れない…

でも…
どうして?何で私なの?

自分に自信の無い私は
そんな事ばっかり考えてしまう…

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