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【防衛部】BITTER&SWEET CHOCOLAT

第4章 流星のもとで君を抱きしめて


「どうですか?アキ先輩、ハル先輩」
「三人じゃない、というのが気になりますが…」
「俺は、雪菜がいればいい…」
別府兄弟の言葉に頬を赤くしながらも、笑顔を見せる雪菜。
「じゃあ決まりですね!」
「立と硫黄、有基にも声をかけておくよ」
「日曜日の正午に、この場所に集合しましょう」
話がまとまると、湯布院と鬼怒川は立ち去って行った。
「楽しみですね!」
雪菜が二人を見上げると、少し不満そうな顔をしていた。
小首を傾げて考え込むと、雪菜は薄く笑った。
「当日、少し早めに来ましょうか」
「え?」
「なんだよ突然」
不機嫌な自覚のない二人は、雪菜の言葉に驚く。
「三人で桜見ましょう。きっと満開ですよ」
笑顔の雪菜に、次第に二人も表情を明るくする。
「すげー楽しみ!」
「楽しみですね」
無邪気に笑った二人は、再び雪菜を抱きしめた。
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