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【防衛部】BITTER&SWEET CHOCOLAT

第3章 瞬く星のように囁いて


「アキはさ、兄貴だから、我慢強いってゆーかさ…」
月彦の頬を、ちょんと突く日彦。
「俺は、その…我がままってゆーか…。だから…アキのこと、甘やかしてやってよ」
不満そうに我がままだと認めるも、月彦への気持ちを口にする日彦。
そんな日彦に、優しく笑いかける雪菜。
「…そうですね。ハルがヤキモチ焼かない程度にね」
ふいに呼ばれた名前に、目を見開く日彦。
次第に満面の笑みに変えると、身を乗り出して雪菜と唇を重ねる。
「俺だって、もっと甘えたい!」
日彦は、猫のように雪菜に擦り寄る。
「…いろんな意味で、兄弟ですね」
雪菜は頬を赤くしながらも笑顔を見せた。


~終わり~




日彦の純粋な発言から、雪菜の家にお泊り。
そんな日彦に優しく接する雪菜を見て、月彦の心は…

それでも君が、一言名前を呼んでくれるだけで…
嫉妬とは違う。
二人は揃って雪菜が大好きだから…


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