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【防衛部】BITTER&SWEET CHOCOLAT

第1章 双つ星に魅せられて


数日後の休日、うつむいて歩く雪菜に月彦と日彦が声をかけた。
「こんにちは。元気なさそうだね…」
「すっげーため息出てたぜ?」
「アキ先輩、ハル先輩…こんにちは」
雪菜は薄く笑って見せたが、重苦しい雰囲気が漂っていた。
「服装も可愛いですよ?」
「似合ってるぜ?」
「え…そう見えますか?!…失敗だったかなぁ…」
励まそうと褒める二人の言葉で、さらに重いため息をつく雪菜。
「え…何かマズイこと言ったかな…」
「そこ、喜ぶところじゃねーの?」
思わぬ雪菜の反応に、動揺する二人。
「あ、いえ!お二人にそう言ってもらえるのはうれしいというか、恥ずかしいというか…」
雪菜は慌てて両手を振って弁解する。
「じゃあ、どうしたの?」
気にかける二人に、雪菜は小さく息を吐いてから口を開いた。
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