第5章 5
『おはよー!』
楽屋に三人で入るとみんなはこっちを見る
ガールの子たちは睨んでるようにも感じる
「聖奈ちゃんおはよう」
嶺亜くんが挨拶してきてくれた
「おはよう嶺亜くん」
挨拶を返すとニコッと笑ってくれる
「聖奈だけかよ」
とじんじんが嶺亜くんに言う
「あ、神宮寺いたんだ」
なんて笑いながら言う嶺亜くん
「はぁ?」
「聖奈ちゃんしか見えてなかった」
とあたしの肩に手を回す嶺亜
「お前‥‥‥」
ちょっと怒ったようなじんじん
「冗談だよ」
なんてからかうように言ってあたしたちから離れていく
そんな嶺亜くんを追いかけるじんじん
そんな二人を見て微笑む玄樹くん
前に戻れたような気がした
やっぱりみんなといるほうが楽しい!