第8章 最終任務
次の晩も私はカカシ先生の様子を見に来ていた
前の晩と同じように先生はイチャイチャシリーズを読んだあと、私の置いていった花を見つめていた
先生の顔は優しくて、でも少しだけ切なそうで
(なんでそんな顔するの…)
幸せになってほしい。
もうきっと、この任務がうまくいったら、私はカカシ先生に会うことはないだろう
カカシ先生の幸せを奪うのは私のせいなのに、
身勝手なことばかりを願う自分が本当に嫌になる。
(どうして、木の葉のためにするって思っても、罪悪感しかないんだ…)
感情を、なくすんだ。
強くなるために…
それでも
また次の晩も、その次の晩も、
私はカカシ先生の様子を見ては、涙でぐちゃぐちゃになって帰った