第8章 最終任務
次の日私は根の面と任務服をもらい、生まれてはじめて面を顔につけた
(ドキドキする…)
本当はヒマリと一緒にこの面をつけて任務に行きたかったけど…
私の最終試験はある任務を遂行すること。
(それが成功したら、私は役に立つ人になれるんだ)
ヒマリの死を無駄にしない
ヒマリのおかげでここまで来れた自分が、役に立つことで彼女も救われるはず…
ダンゾウ様のお部屋の前に跪く
「立花楓、参りました。」
「入れ」
「失礼します」
ダンゾウ様のお部屋は思ったよりも殺風景だった
「楓、これを渡す。」
液体の入った小さなビンをダンゾウ様は机に出した
(これは…??)
「これはお前の任務で使うものだ。お前の最初の任務は…」
ゴクリと唾を飲み込む
「はたけカカシの目を 取ってくることだ。」