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届かぬ想いと隣の君【NARUTO】

第7章 桃色の花


次の日、ヒマリは約束通り私と一緒に修行をやめてほしいとのことを言ってくれた。

断られると思ってビクビクしていたが意外にも相手はすぐに受け止め、今日からその修行はなくなった。

「案外あっさり受け入れてくれたね!」

ヒマリは満足げに笑っていた

「禁術って言葉が響いたのかな。根が悪いことしてちゃ火影様も見逃さないもんね。」

「確かに〜!」

本当にヒマリがいてくれてよかったと心の底から感謝していた。

「そういえばね、楓。
私は今日の修行が最後なんだ!」

「え?」

「悲しい顔しないで!修行が最後なの。
明日ね、最終試験が行われるんだ。
それで、いい得点が得られたら私も任務にあたることができるみたい!」

「なんだ!根をやめちゃうのかと思ったよ!よかった、いいニュースだね!」

ヒマリはまだ合格していないのにニコニコ笑いながらどんな任務がしたいだの、髪型が崩れるのは嫌だの、沢山の要望を言っていて笑ってしまった。

(でも、私はその最終試験のことさえ知らなかった…まだまだ、任務にはあたることができない…ってことなのかな。)

「ヒマリ、本当に応援してる。頑張ってね!!」

「うんっ!」
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