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届かぬ想いと隣の君【NARUTO】

第6章 暗部養成部門「根」



「本当は第7班のみんなはどんな人かとか、聞きたかったんだけど…すっかり日が暮れちゃったね。」

こちらを向いてしゃべっている彼の顔は夕陽に照らされてオレンジ色になっていた。

「ふふ、確かに。サイと一緒にいると楽しいから、時間が過ぎるのあっという間だよ。私の周りにはいないタイプだったから…。

大丈夫!第7班のみんなはすごくいい人だから、サイも楽しく任務遂行できると思うよ!」

サイと一緒にナルト君、サクラちゃんとカカシ先生で私も7班にもどったら、
サスケ君がいた頃みたいにみんなではしゃげるのかな、なんて思い浮かべてしまう。

(だめだめ!)

頭を横にブンブン振ったら、私は自分の手で頬をパシッと叩いた。

「なにそれ?気合い入れてるの?」

「あっえ、あっ、そうそう!私も頑張らないとなぁって」

サイは何故か少し悲しそうな顔をしてからこれからそっちも頑張ってねと言って帰っていった。
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