第2章 迷い猫
カカシside
サスケがチッと舌打ちをしながら歩いてくる
「あ〜らら、皆見つけられなかったみたいだね、あとは楓だけかな?」
(しかし、ちょっとばかし遅いな…)
サクラ「カカシ先生、もしかして明日も猫探しですか〜?」
「うーん、そうだね、見つからなかったからね。」
ナルト「えぇ〜!?そんなぁ〜だってばよ〜…」
「まぁまぁ、明日はもっと本気で探せってことだよ。」
ナルト「オレってばいつも本気だってばよ!!!」
頬を膨らませるナルトを見て、
いつも何を読んでいるか教えない俺に対して、ケチ〜!と拗ねる楓を思い出す。
『先生のケチ〜!何読んでるか見せてくれたっていいじゃない〜!それ読んだら、先生みたいに強くなれるの?』
本当に可愛い。
(イチャイチャシリーズはまだ楓には早いからな…)
思わず笑みがこぼれる
サスケ「それで、カカシ。どうするんだ?楓が遅いが、探すか?」
「ん〜…まぁ、大丈夫でしょう。楓が猫探しで迷子になるとは思わないし、三人共先に解散しちゃっていいよ〜」
ナルト「わかったってばよ!サクラちゃ〜ん!また明日!だってばよ〜!」
サクラ「サスケくぅーん!一緒に帰ろ〜!」
サスケ「おまえら本当にうるせぇな……」
楽しそうに三人が帰っていった