第6章 暗部養成部門「根」
ドアを開けて火影部屋から出るとダンゾウ様が待っていた
「ダンゾウ様…あの…先程の話…、私初耳だったのですが…」
「悪い話ではないだろう。楓、私は君が誰よりも強い忍びになれると思っている。そこらへんの忍びとは違う、君は才能を持っている」
「…はぁ…」
(話には聞いたことがあったけど…ダンゾウ様と私が直接話すのはこれが初めてなんだよなぁ…)
私の何をそこまで評価してくれているのか多少の疑問は残ったが、ありがとうございますとだけ返した。
「楓はこれから用事はあるか?」
「いえ…特には…」
「ならちょうどいい。会わせたい奴がいる」