第19章 守りたい日常
「いらっしゃいませ〜!」
「あ、今日団体で予約してるんですけど」
「あ!あちらにすでに集まっていらっしゃいますよ!」
復興したての木の香りがするお店の中にはちらほらと人がすでに集まっていた
「カカシ先生!」
「イルカ先生、お久しぶりです。…ペイン戦以来でしたっけ」
「そうですね、あの時は本当にありがとうございました」
「はは、お礼を言うのはナルトに、ですね。あいつの成長にはオレも驚かされっぱなしです。」
「そう…ですか。里のみんなはナルトをもう英雄だと讃えてますからね。僕は以前のナルトを見ていたので、とても嬉しいことではあるんですが…少しそれが気持ちが悪いです。」
「わかります。ナルトはどう受け止めてるのか…どうかポジティブに捉えていてほしいところではありますけどね」
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「あれ!カカシ先生じゃないですか!ご無沙汰です!」
「あ、〇〇先生、お久しぶりです。どうですか?最近のアカデミーは」
「いやーやんちゃな子が多くて。木の葉の未来は明るいですね」
未来か。
楓がいた手前どうしてもこれ以上不安にさせたくなく、あの時はテンゾウとは話せなかったが、第四次忍界大戦が始まろうとしている。
マダラが宣戦布告をしてきたからだ
俺たちが、木の葉を守らなければいけない。
「おー!きたきた!こっちこっち!」
楽しそうにしている仲間を見ながら今はそれを忘れて楽しもうと思った
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「カカシ先生呑んでないだろ!?」
「ちなみに火影の噂は本当なん〜?」
「お、オレも聞きたい聞きたい。」
「ほら呑んで呑んで!」
自分が話していなくても勝手に話が進む感じが、
昔に戻ったようだった
(最近ずっとバタバタしてたからな…)
「そんなのオレもわかんないよ。ほら、オレの話はいいからお前はどうなんだ?」
懐かしいメンツと会話に花を咲かせた