第18章 千手一族とうちは一族
「楓、実は驚くのはそれだけじゃないんだ。バタバタしていて話す機会を失ってしまったんだが…
楓がサスケと会った時にはすでにダンゾウが死んでいてね、サスケが殺したんだ」
「…は?……え?」
「時系列としては五影会談を止めにナルトと僕が道中の雷影に会いに行っていたけど、努力虚しく五影階段が始まって、
その後サスケがその場に現れ、戦ったそうなのだけどね。結論から、ダンゾウが殺された。」
「それはテンゾウお兄ちゃん、どうして知って…」
「最初はサイが気づいたんだよ。彼はダンゾウから極秘任務のことを話せないように呪印が刻まれていた。
でもその呪印が突然消えたんだ。その後確信したのは楓達が赤髪の女性を連れて戻ってきただろう?彼女が話してくれた時だよ」
「楓が起きた時あまり混乱させたくなくてね、すっかり言いそびれてた、テンゾウありがとうな。楓、ごめん。」
「い、いいよ、謝らなくて、私がしっかり目覚めたのも昨日の話だし…。あれ、でもそしたら…今火影は誰に…?」
テンゾウお兄ちゃんがちらっと目線を動かす先にはカカシ先生しかいない
「えっ?嘘でしょ!?えっ!?!?!火影様…!!!?」
咄嗟にカカシ先生から距離を取りテンゾウお兄ちゃんに抱きつく
「ちょっと待って?傷つくから、待って??」
動揺するカカシ先生の前で私とテンゾウお兄ちゃんの悪ノリが始まる
「ええ!カカシ先生が火影!?うそ!うそー!?!」
「こら!楓、火影様に敬語使わないと殺されるぞ」
「ひぃ!それはまずいよお兄ちゃん!」
「「カカシさま〜」」
二人揃ってゴマをする動きをする