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届かぬ想いと隣の君【NARUTO】

第18章 千手一族とうちは一族


「楓…そうだ少しそっち詰めて座ってよ」

「ええっ、うわ、あ!ごめんテンゾウお兄ちゃん」

「ちょっと何するんですか先輩!」

カカシ先生はテンゾウお兄ちゃんと並んで座る私ごと押し込み、無理やり2人がけのソファーにカカシ先生も座り、私は2人に挟まれるように真ん中で潰れる

「これ!2人がけなのに!」

「楓これで少し怖くなくなるでしょ?」

そういってカカシ先生は私の後ろに腕を回し頭をわしゃわしゃと撫でる

「ほらテンゾウも肩組め!」

「ええっ、なんなんです!?その変なノリ!」

「ふふっ、いい大人3人が小さい2人がけのソファーで何してるんだろ、うわっ!ちょっとカカシ先生押さないで!」

「先輩僕のこと潰す気ですか!?ちょっと!」

「潰すか潰されるかだよ、テンゾウ。」

「うわぁ!潰れるの私だよ!真ん中私なんだから!」

体を左右に揺らし3人で騒ぎながらおしくらまんじゅう状態になっていた

「ふふっあははっ…」

しばらくそうやって他愛のない話をしながら遊んでいたら自然と笑顔になれていた

「怖いの消えたか?
…楓の事はオレ達が必ず守るから。な?テンゾウ。」

「ええ。もちろんです。」

「私も2人守る、みんな守る!」

「「楓はまず自分優先で」」

雲隠れの人に殴られた時のことを2人は根に持っていたのか同時にそう言うとピリついた空気は柔らかくなっていた

「テンゾウお兄ちゃん、話遮っちゃってたね、ごめんね。それで、サスケ君が暁に行った話だけど…」

「あぁ、本当に話して大丈夫かい?
ナルトもかなりやられていたんだ…楓のことが僕は心配だから…辛くなったら言うんだよ?」

「うん」
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