第17章 わたあめより甘い
「…どう、かな?」
いつも何が起きてもいいように動きやすい服を着ていたため、女性らしい服を着ると嬉しいような恥ずかしいような不思議な気持ちになった
「…う……嘘でしょ…」
カカシ先生は私を見た瞬間顔に手を当て絶句していた
「あぁぁぁ!だから、ほら、言ったでしょ…!こんな可愛いの似合わないって…
試着室のカーテン裏に咄嗟に隠れる
「い、いや、違……楓、ごめん、違うんだ」
カカシ先生はすごく狼狽えていた
お店の人も私達のやりとりをあたふたしながら見ている
「…….ごめん、可愛すぎて、なんて言えばいいか、…ちょっと直視するのも良くないレベルで…」
「…へ?」
そういうとカカシ先生は手で隠した顔を見せる
「先生、顔…真っ赤。」
「予想を遥かに超えてきたの…。あぁ、これ他の人に見られたくないな…でも着て欲しい…どうすればいいんだ…。」
とんでもない理由で先生は真剣に悩んでいる
「ちょ、ちょっと、私まで恥ずかしくなるからやめてよ…!」
「ふふ、本当にお似合いですよね〜。ちなみに男性の方用にペアになったものもありまして〜、あっ!男性の着付けのスタッフよんできますね!」
「えっ…ちょっ…
お店の人の勢いに負けて次はカカシ先生が試着室に入るのだった