第16章 憎しみの渦
「…これから殺されるのにつくづく呑気なやつだな。
殺すか殺されるかだ。
火遁、豪火球の術!」
一瞬で足元の水草を伸ばし壁を作る
先ほどまで水に浸かっていた草が一瞬で焼け落ちた
「久々に見た。でも大きさも威力も桁違い…さすがだね」
サスケ君は私を無視し攻撃を仕掛けてくる
その度私は草で身を守りつつサスケ君を傷つけない程度の攻撃をし返していた
「ちょこまかさっきから同じやり方で、お前は何も成長してないな」
「うーん…ちょっとだけ乱暴にしないとサスケ君は話してもくれなそうだね…
ごめん…!
草遁、根冠分裂!」
サスケ君と間合いが近づいた時に首元につけた種の根を体内に張る
「続けていくよ!草遁、倍花の術!」
サスケ君の体に根を張った植物がサスケ君のチャクラを吸って花の蕾が沢山なる
「開花…!!!花粉管爆発!」
サスケ君の体の周りに大量の花粉が舞う
「…くそっ、なんなんだ、この術は……っくしゅ」
「へへっ、花粉の舞いです」
「こんな影響の少ない技で俺に勝てると思ってるのか?」
「思ってないよ!話したいだけだもん!でもその種、雑草だからチャクラはぐんぐん吸ってくれるよ!それにもう根も張っちゃったもんね!
草花再生!倍花!
ーーーどんどんいくよ!
開花…花粉管爆発…っ!」
次々と花を咲かせては花粉を放つ