第16章 憎しみの渦
ヤマト隊長からはどうせ無理だろうといった諦めたような表情をしながら顎に手を当てている
「…できるかは、わかんねぇ。でもやるかやらないかだったら、やるしかないってばよ」
「…今回も、止めても行くよね?」
「…ごめん。」
ヤマト隊長は暫く黙った後、大きく肩を上げてからストンと下げて、はぁ、と大きくため息をついた
「しょーがない。行くなら急ぐよ。もうあっちは出発してる。五影会談に雷影様が到着する前に会わないといけないんだ。今すぐ出発できるかい?」
「ヤマト隊長ありがとう。勿論だってばよ!」
影分身を一つ作るともう一人のオレにサイのところに伝言を頼む
「よろしくだってばよ。…さぁヤマト隊長、行こう」