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届かぬ想いと隣の君【NARUTO】

第16章 憎しみの渦


「おい!てめぇ、木の葉の者か!?」

サイ達を探しに走ってる途中で私は知らない2人に話しかけられた

「…えっ?」

(あの額当て…雲隠れの里のひと…?)

身構えながら返事をする

「はい、そうです。
あなた方は雲隠れの里の方々ですか?私に何か…

「うちはサスケについてなんか知ってたら教えろ!」

言い終わるより先に相手の女性は言葉を発した

「えっ…?サスケ君…?」

身構えていたのに予想できていなかった言葉に間抜けな声が出る

「お前…!サスケを知ってんだな!?知ってる事今すぐ全部話せ!!」

(どうしてこの人たちはサスケ君の事を…?)

「な、何が目的ですか?」

「…はぁ!?何が目的だぁ!?お前んとこの奴らがあんな抜け忍放っておくから、ビー様が…!ビー様が…っ!!!」

2人はかなり怒っている様子だった

「……ビー様…?ごめんなさい、私は今状況が把握できてなくて…」

男性の方が険しい顔で怒鳴る

「お前らが抜け忍を放置したせいで、雲隠れのキラービー様が暁のメンバーのうちはサスケに拉致されたんだよ!知ってるだろ!しらばっくれるんじゃねぇよ!!!」

私に対して勢いよく投げられた手裏剣を
ギリギリ避ける

「キラービー様は八尾の尾獣を持った雷影様の義弟だ!」

私が声を発するよりも先に続けて女性の方がそう付け加えた

「ちょ、ちょっと待って…。さ、サスケ君が…暁に…?それは、本当なの?」

今起きていることも聞いていることもわからない私は混乱しつつそう質問した。
これだけ見ず知らずの私に怒っているのだから
それは本当なのだろうと思う

「…サスケ君が……、本当に暁に…それに八尾を狙って雲隠れを襲ったの……?」

「あぁ、さっきからそう言ってるだろ!お前はうちはサスケと仲良いのか?」

「…サスケ君は……私と同じ班の大切な仲間です。」

そう言った瞬間頬に激痛が走る

「ーーーいっ!」

私は勢いよく地面に倒れた
どうやら2人のうちの女性の方に思い切り殴られたようだ
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