• テキストサイズ

届かぬ想いと隣の君【NARUTO】

第4章 兄




テンゾウお兄ちゃん。

暗部に所属している、今は私の師匠と呼べる人だ。

テンゾウお兄ちゃんとの出会いはカカシ先生からの紹介だった

「楓、お前のチャクラの性質は水と土だ。俺に教わるより他の奴に教わったほうがいいだろう。丁度俺の知り合いでいい奴がいるんだが……、ほら、コッチコッチ」

カカシ先生が手招きして現れたのがテンゾウお兄ちゃんだった。

「こちら、テンゾウ君。」

「今はもうその名前じゃないんですけどね、カカシ先輩…」

(カカシ先生の後輩なのかな…?)

「始めまして。僕の事はお好きに呼んでくださいね。」

「は、はじめまして!テンゾウさん、第七班の立花楓です」

握手を交わすと何故か一瞬テンゾウお兄ちゃんは驚いてから、にっこりと作り笑顔を作ったのだった。

その日軽く修行を見てもらった帰り道、

「ねぇねぇ、テンゾウさん、テンゾウお兄ちゃんって呼んでいい?」

ブッ!と吹いてあからさまに驚くテンゾウお兄ちゃん

あんまり深い意味はなかった。
ただ、あの時何となくそう呼びたかった。
握手をした時、暖かい感じがした

「ナルト君って子がいてね、すごく明るくて、〜のおっちゃん、〜のおばちゃんって、みーんなにフランクで楽しい子が同じ班にいるの!
すごく憧れてて。
でもテンゾウさん、おっちゃんって感じじゃないし、ならお兄ちゃんかなー?なんて?」

「まぁ、好きに呼んでいいって言ったのは僕だからなぁ。少し照れくさいけど……はは、流石カカシ班なだけあるね。まいったなぁ〜」

ぽりぽりと頭をかく

「なんか家族ができたみたいで嬉しいなぁ〜!」

/ 372ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp