第15章 愛のその先に
恥ずかしさを紛らわせるように暫くカカシ先生と周りの状況を伺っていると綱手様が放ったカツユ様が近くへやってきた
「楓さん、カカシさん!目を覚ましてくれたんですね。本当によかったです」
「カツユ様、これは一体何が起きているんですか?私は確かにペインに殺されたはずなんです」
「はい、お二人とも暁との戦いで確かに命を落とされました。しかしその後ナルトさんが現れてペインの本体、長門さんを説得させ戦いが終わりました。
長門さんの輪廻眼の力で今回の戦いで命を落とした方が生き返ったのです」
嘘のような本当の話にまだ夢を見ているのではないかと思い自分の頬をつねる
(いてっ…)
「それで、ナルトはどこに?」
カカシ先生がそういうと私達はカツユ様の案内でナルト君を迎えに行くことにした。
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里の外に出て林を進んだところでふらふらとよろけるナルト君の姿が見えた
「ナルト君…!!!」
「あ…楓ちゃん…。それに、カカシ先生…お、オレ…」
私たちがすぐさま駆けつけるとどっと疲れが出たのかナルト君はカカシ先生の方に倒れた
「おつかれさん、ナルト。暫く休んでくれ」
ナルト君をカカシ先生がおぶって里へ戻る