第15章 愛のその先に
しばらくの沈黙の後長門が口を開いた
「……お前は不思議な奴だな。昔の俺を思い出させる。
俺は師匠の事を信じられなかった。いや、俺自身のことも。
でも、お前は俺と違う人生を歩んでいくんだな。きっと作り出してくれると、そう思わせてくれる。
ならば、俺が最後にできることは…
同じ師を持った兄弟子として、師匠のために、お前のためにできることは…」
「長門…!それは!やめて!!!」
小南が長門の元へ走る
「止めるな、小南。俺には今、新たな選択肢ができた。諦めていた選択肢が…」
「な、何をしようとしてんだってばよ!?」
「…長門の持つ輪廻眼は生と死の世界の外側にあると言われているの。
長門の動力は生死を司る術…でも、今の長門のチャクラでこの技を使ったら、長門は…
貴方は、長門を変えた、不思議な子ね…」
「お前を信じる、うずまきナルト。
ーーー輪廻転生の術…」
その瞬間たくさんの光が長門を中心に放射状に舞った