第13章 祝福の花びら
無事カカシ先生の音読のおかげで暗号を読み解くことはできた
「全部の頭文字を取ると、本物葉意無椅…か。」
シカマル君が呟く
「ほんものはいない。ってなんのことだろう?」
「とにかく蛙暮のフカサク様に話をつけよう。実際に戦ったとなればわかるかもしれない」
カカシ先生がそういうと綱手様のところでフカサク様を呼んでみんなでお話しすることになった。
フカサク様に聞くところ、自来也様が戦ったペインという人は
輪廻眼という目を持っていること
死んでも生き返ったり、その場にいなかった似た容姿の仲間も何故か会話を知っていたりと暗号を読めたとしても謎が多いままだった。
「他の情報はどうなの?検死と尋問」
カカシ先生がそういうとサクラちゃんはまだ時間がかかると教えてくれた。
「なんだよ!そんなチンタラやってる場合かよ!」
前のめりに怒鳴るナルト君を抑え検死はどう頑張ってもあと1週間はかかるとサクラちゃんが諭した
ピリつく空気に耐えられず、私は下唇を噛んで黙っていることしかできなかった
「ナルトちゃんよぉ、自来也ちゃんでも勝てなかった相手に今の状態で勝てるかのぉ」
フカサク様がそういうとナルト君はそれは…と言いかけて止まる
「…ナルトちゃん。ワシについてこい。
妙木山で、仙術の修行じゃ!
それで勝てるかはわからんにゃしかし、今のままでは勝てない。
それでええかの?綱手。
それに、ナルトちゃん。仙術の修行は想像以上に難しいけど、どうする?やるかえ?」
勿論ナルト君は二つ返事でうなずき、私とカカシ先生、サクラちゃんとシカマル君はその足でナルト君を阿吽の門まで見送った。
その後サクラちゃん、シカマル君と別れ
残る私とカカシ先生は久々に木の葉の里を2人で歩いた。