第13章 祝福の花びら
「あ、楓!」
爆発音が鳴った元へ向かうと
テンゾウお兄ちゃんの声が聞こえ、後ろからナルトくんもかけてきた
「楓、それにカカシ先生、ヤマト隊長、ナルト、皆爆発を聞いて集まったんですね」
すぐに後ろからサイも合流する
爆発音に釣られ
いつの間にか全員がその場に集まっていた
「楓、カカシ先生と2人きり、大丈夫だった?」
サイが小声で声をかけてくれる。
「えっ!?あ、…うん!」
……好きになりたい人…。
サイを見て自分で言った事を思い出し、顔が熱くなる
「歯切れの悪い返事。無茶はしないでね。楓は泣き虫なんだから。」
「ちょっと!酷い!」
「ははっ、失恋で僕の服をびしょ濡れにしたのも楓でしょ?」
サイはいつものように目を細めてわらった
「ほんと…もう…。。でも、いつもありがとう。」
突然しおらしくなる私にサイは少し驚き、やっぱり何かあったの?と心配をしてくれた
「ううん、大丈夫だよ。ちょっとした心の整理をしてただけ」
カカシ先生の方を見るとテンゾウお兄ちゃんと何かを話しているようだった。
(いつか、私も前に進んで、先生に迷惑かけない立派な忍になります。)
心の中でそう伝えると
私は任務に集中!と自分に言い聞かせ、私は気持ちを切り替えた。
その後爆発が起きた場所には今さっきまでサスケ君がいたこと、
そしてキバ君のおかげで今サスケ君がどこにいるかまでわかり、私たちは匂いを頼りにサスケ君を追うことになった。