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届かぬ想いと隣の君【NARUTO】

第12章 草の壁


楓side





「大蛇丸が………殺された…?」

綱手様に呼び出された私達は衝撃の事実を聞かされていた

「じゃ、じゃあなんで!なんでサスケは戻ってこねぇんだってばよ!!!?」

今にも殴りかかりそうな勢いでナルト君は綱手様に詰め寄る

「…復讐心だ……。」

目を瞑りながら綱手様はそう言い、小さくため息を吐いた。

(うちはイタチ…)

きっと、サスケ君は今もお兄さんを追い続けてるんだ

ナルト君は同じ事を考えていたのかじゃあ俺たちが次に追うのはうちはイタチだと言っていた。

綱手様とカカシ先生はイタチを拘束できればという話を続けていた

(でも…相手は暁のうちはイタチ…私達だけで捕まえられるのかな…)

少し怖くなってしまい握っていた手が勝手に震えてしまう

それを横で見ていたのかテンゾウお兄ちゃんが私の頭に手を乗せて小声で大丈夫だよ、と声をかけてくれた

久々に乗せられたテンゾウお兄ちゃんの手はいつも通りあたたかくて心が落ち着くのがわかる。

視線を感じふと左前を見るとサイもこちらを見ながら小さく手を振ってくれた

(皆んな、優しいな…)

「よし、入っていいぞ」

綱手様がそういうと今回私たちと同行をしてくれるとのことで
シノ君、ヒナタちゃん、キバ君が入ってきた

「おー、楓久しぶりじゃん!」

キバ君は以前より犬っぽい顔になっていてなんだか可愛い。

「楓ちゃん…!が、頑張ろうね!」

ヒナタちゃんも久々な気がする

シノ君は相変わらず表情がほとんど読めなかったが、皆んな各々が久々に会った事を喜んでいるようだった。
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