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届かぬ想いと隣の君【NARUTO】

第12章 草の壁


サクラとサイにはシカマルの増援に行ってもらい
楓、ナルト、テンゾウには角都と戦ってもらうことになった

「そっか、あのお面の向こうに一つずつ心臓があるんだね」

楓は眉間に皺を寄せてうーんと唸る

「カカシ先輩がここまで手こずった理由がわかりました」

テンゾウも続いて顎の下に手をつけて悩んでいた

「そうだな…楓、楓には…

「オラァァァー!!!!」

楓に指示を出そうとした瞬間ナルトが駆け出す

「ちょっと!ナルト!流石に無理よ!勝手に行動しちゃ危ない…ッ!!!!」

イノが咄嗟に叫ぶ

ポンポンポンと影分身が消えた音と共にナルト自身が少し笑っているのが見えた

「やれるってばよ」

ナルトは影分身が消えると共に自身にその経験を蓄え角都の強さを測っているようだった

(強くなったな…)

他のメンバーが言うことも聞かずナルトはもう一度走り出す

「僕も加勢する…!」

チョウジが声を上げる

「ダメだ、巻き添えになる!!!」

ナルトの手には凄まじいエネルギーのチャクラが練られていた

「うぉらぁぁぁー!!!!」

角都の体が凄い速さで後ろに飛ばされる
しかしナルトの手のひらのチャクラがあたる直前に消えた

「何!?勝ったの!?」

「イノ…違う…」

チョウジが声を出す

「し…失敗だ…」

テンゾウが震えた声でボソッと呟いた

オレは急いでナルトに絡みついた角都の黒い影を切る

「テンゾウお兄ちゃんっ!!!早く!」

オレの動きを見切って
黒い影がまた大きく出てくると同時に
楓とテンゾウが太い蔓で角都を遠くの位置に離す
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