第11章 君のくれた笑顔を君に
サクラ、イノ、テンテン、ヒナタside
「………ちょ…、マジで…怖すぎ……」
イノはサイがいなくなった途端ピリついた空気が消えて
ほっと胸を撫で下ろした
「私、サイと知り合ってそんなに長いわけじゃないけど、任務で怒ってるサイくらいは見たことあったし…
でも、あんなサイ初めて見た…」
「サクラも初めて見たんだ…でも楓のこと本当に好きみたいだね」
テンテンも続いて言う
「で、でも…すごく良い人だと….思ったよ、感情的になってたのもそれだけ好きなのかなって…。」
「確かに。あれだけ楓がアピールしてても、なんにも動かず振り回すカカシ先生より、
サイに幸せにしてもらったほうがいいのかも。
私は楓に笑ってて欲しいから。」
サクラの言葉に周りは頷きながら、各々の家に向かって帰った