• テキストサイズ

あんさんぶるスターズ 短編集 【リクエスト専門】

第4章 雪兎李様 紫之創


「ボクは創くんの近所に住んるんです。このボクってのは癖なので、気にしないように。」


軽く自己紹介を終えた。


「何で不法侵入してきたんだ?バレたら大変だぞ~。」

「あはは、創くんが見えたのでつい…。でもまぁバレてないんだから気にしない気にしない!」

「創、本当にお前の彼女か?」


友也が詰め寄るも創は元気良く肯定する。


「でも怒られたりしたら大変ですし、もう帰った方が良いと思いますよ?」

「それもそうか。じゃ、バイバイ皆さん!」


彼女は再びフェンスを飛び越え普通科へと帰っていく。


「嵐のような子だな…」

「元気いっぱいなんだぜー!!!」

「そういうところが可愛いですよね!」

「…ちょっと賛同できない」


三人は創の新たな部分を垣間見た気がした。









































ボクの好きな人は、ふわふわしてる。
ちょっとのろのろしてるけど、そこが可愛い。

可愛いって言ったら怒るから最近は言わない。


ボクの好きな人だけがボクを肯定してくれて、
ボクの好きな人だけがボクに話しかけてくれて、
ボクの好きな人だけがボクを見てくれて、
ボクの好きな人だけがボクの側にいてくれて、
ボクの好きな人だけがボクをボクにしてくれる。


例えば、そんな世界。

夢みたいな世界。



でも。


























その世界に、彼以外はいない。
/ 37ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp