第14章 【信長編】※閲覧注意※ R18
「体で覚えろ、貴様の主を」
そう言うやいなや、信長は竜昌の髪を掴んだまま、その喉の奥に 熱い精を吐き出した。
「ふぐっ…くぷっ」
ビュグッ、ビュルッ、ビュッ
竜昌の舌の上で、信長の摩羅は何度もビクビクと跳ね、大量の精液を喉の奥へと流し込んだ。口中に広がる苦く青い匂いの中に、わずかに竜昌の血の匂いも混じっていた。
竜昌の喉がごくりと動き、ドロリと濃い精を飲み込んだ。飲みきれなかった白い粘液が、唇の端からあふれて竜昌の顎を伝い、胸にまで筋を作った。
「んふぅ、あふっ、うっ」
摩羅を咥えたまま、苦しそうに息をする竜昌の目から、涙がとめどなく溢れる。
信長が、掴んでいた信長の髪を手放すと、竜昌は再び床に崩れ落ちた。
「うっゲホッ、ウグッ」
咳き込む竜昌を後目に、信長は刀を置き、再び胡坐をかいて座ると、膳に置かれていた徳利を手に取った。
「酌をしろ」
竜昌は床に伏せて咳き込みながら、上目遣いで信長を見た。信長の表情は、竜昌を犯す前の、氷のように冷たい表情と寸分も変わっていなかった。
竜昌は手の甲で汚れた唇を拭うと、信長の手から徳利を受け取った。
しかし信長は、盃を手に取ろうとしない。
竜昌が戸惑っていると、信長の緋色の瞳が再びギラリと光った。
「貴様の口で酌をしろ」
信長はにやりと笑うと、赤い舌先でをちろりと自らの唇を舐めた。艶めかしく濡れた唇が、竜昌を挑発するようにてらてらと光る。
「はい…信長様…」
かすれた声で答えると、竜昌は直接 徳利に口をつけ、酒を口に含んだ。
そして膝立ちのまま信長ににじり寄ると、両手でそっとその顔を挟むようにして上を向かせ、静かに唇を合わせた。
「ン…」
やわらかな竜昌の唇の隙間から、二人の体液がことごとく混じりあった酒が、少しずつ信長の口内に注がれていく。
クチュ… ジュッ、ンチュ、
酒がなくなっても、信長は 竜昌の口内に深く舌を差しいれ、最後の一滴まで飲み干さんとその中をまさぐった。