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【文スト】僕の兄さん【BL】

第9章 ウチの名探偵



翌朝、身体を起こそうと力を入れた…上体を起こしてすぐに崩れた。
あまりの腰の痛さに直ぐ兄さんに助けを求めた…。

主「兄さん…腰が痛い…起きれない、何で?」

太「昨日何があったか覚えているかい?」

思い出した…が、その瞬間僕の顔は真っ赤になり布団を被った。
恥ずかしくて仕方がない…如何して兄さんは平気なのだろうか。

主「兄さんは…痛くないの?」

太「嗚呼、私は痛くない。何故ならその様な痛みは挿入れられた人にしか起こらないからね。」

成程…改めて聞くと恥ずかしくなり更に布団を被ってしまうが、直ぐに兄さんに布団を剥がされる。

主「見ないで…恥ずかしいから。」

そう言うと兄さんが急に顔を逸らす…あ、嫌われちゃうかも…。
そう思った時、優しく暖かいものに包まれた…兄さんが僕を抱きしめていたのだ。

主「兄さん…?」

密着している為、兄さんの顔は見えない。
然し…兄さんの抱き締め方で怒っていないことは分かる。

太「如何してそんなに可愛い反応をしてくれるんだい?今度こそ理性を保てなくなってしまうよ、私?」

主「兄さんならいい…兄さんがしたいことが、僕のしたいことだから…。」

その瞬間、兄さんが僕の首に顔を埋めた…擽ったい。

主「ひゃっ…!」

恥ずかしい…また変な声が出てしまった。
それと同時にチクリとした感覚が首を襲った。

主「何…したの?」

太「劉娥が私のものだというサインをね。」

僕にはよく分からなかった…この後僕は直ぐに眠りについた。

太「こんなにも可愛い弟を…私が離す訳ないだろう?」

聞こえないと分かっていながら頭を撫でてくれる。
結局この日、僕はそのまま目が覚めなかった…。



翌日

僕はいつも通り兄さんと出勤という名の心中を試みていた…。
良い橋があると聞き、そこで兄さんと一緒に背面から飛び降りた。
…が、偶然2人とも木の密集地に落ちてしまったようで助かってしまった…チェ。

主「今日もダメだったね…。」

太「そうだね…!劉娥、その怪我…。」

木に落ちたからか、僕の顔にかすり傷が出来てしまっていた。
幸い1つであったからよかった…とも言いきれない。
兄さんがとても悲しそうな顔をする…何故か僕も悲しくなった。

主「ごめん…僕がドジをしたから傷付いちゃった…。」

出血はしていない為、兄さんが唇を落とす
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