• テキストサイズ

【文スト】僕の兄さん【BL】

第7章 太宰兄弟



夢主side

驚いた…兄さんからの返事が僕の予想とは反対だったから…。

主「え…本当に?」

僕はやっと兄さんから離れて兄さんの顔を見る。

太「私はこのような事に嘘はつかない。劉娥はよく知っている筈だけど?」

信じて…いいんだよね?
僕の想いは…報われたんだよね…?
そう思った途端、また涙か溢れてきた。

主「よかった…よかったぁ…。」

太「泣き虫だね、劉娥。でもありがとう。劉娥が言ってくれなければ、私はずっと自分の想いに嘘をついてしまっていただろうからね。」チュッ

唇に何かが触れた感覚があった。
兄さんからの接吻…今回は僕が起きている時にしてくれた。

太「前、私はこのように劉娥に接吻をしたことがあった。その時…起きていたでしょう?」

バレてた…!?

主「え…いや、そんなことは無いよ。僕が寝ていた時じゃあないかな…?僕にはそんな記憶がないような…」

太「焦りすぎだよ。そんなに必死に言われたら肯定しているようにしか聞こえないよ。」

兄さんが笑いながらいう。

主「あれ、僕の初めての接吻だったのに…。」

太「え!?そうなのかい?てっきりもう別の人と…」

主「僕、兄さん以外に恋心とか持てないから…。」

太「嬉しいことを言ってくれるね。」

話していて恥ずかしかった…直ぐに寝てしまいたい。

主「ほら、兄さん…もう時間遅い、寝ようよ。」

太「そうだね。」

灯りを消し、お互いに抱き締めあい目を閉じる。

主「兄さん…」

太「劉娥…」

太/主「「大好き。」」

僕達は同時に眠りについた。
/ 90ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp