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【文スト】僕の兄さん【BL】

第5章 入社試験



敦side

何時になっても爆破の衝撃は来ない…。

恐る恐る目を開けるとそこには微笑みを浮かべている太宰さん。
それと…爆弾魔に抱きつく人質の女の子。
え?何これ?

太「黙っていて済まなかったね。」

敦「え?」

主「此れは探偵社に入る者が必ず通る登竜門…入社試験。」

如何して僕がそれを?

太「言っただろ?私が敦くんの仕事の斡旋をすると。」

そういうことか!


国「俺は反対したんだがな。憎むのなら仕事の斡旋人を間違えたお前を憎め。」

敦「僕にはこんな危険な仕事できませんよ!」

国「本来はお前は国の災害指定猛獣だ。外に出ればまた騒ぎになる。」

敦「僕が此処に居たら皆さんに迷惑がかかります!」

主「いいよ…。」

劉娥さんは、如何してこんな僕に優しくするんだろう…?

主「それでも、探偵社は平気…。」


?「その通りだ。」

急に劉娥さんよりも低い声が聞こえて其方を見た。
初めて見る男性が立っていた。

国「社長!」

敦「社長!?」

あの人が此処の社長さん!?
ちょっと怖いかも。

国「社長、此奴の試験結果は…?」

福「…合格だ。」

えっ!僕が!?

太「…という事は、彼は探偵社の社員になれるんですね?」

国「然し、此奴は国の災害指定猛獣だぞ!探偵社が巻き込まれる可能性だってある!」

そうだ…僕がみんなに迷惑をかけるかもしれないんだ…きっとそうだ。

国「社長、結局奴は…?」

福「太宰に一任する。」

じゃあ…僕はどうなるんだ?


太「良かったね、敦くん。これから此処は君の職場だ。。」

僕の仕事が決まった!…此れは喜んでいいのかな?

主「これから…よろしく。」

敦「は、はい…。」

此れは喜べないぞ!
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