第4章 虎退治
情報収集の為、僕達は川の上にある橋を渡っています…。
それよりも…下流の方にある橋が良い味を出している…飛び降り自殺に適している…。
太「良い川だね」
主「良い橋…。」
国「は!?」
兄さんも同じような事を考えていたらしい…。
兄さんはそのまま川へ飛び込んだ…ただ、僕はその事を何も気にせず下流の橋の方へ歩いていった。
国「おい待て、劉娥!お前まで何処へ行く!」
敢えて此処は無視しよう…兄さんならきっとそうする。
気づいたら僕は橋に向かって走っていた。
国木田さんの声もよく聞こえない…。
よし、橋の此処なら飛び降り自殺ができそう…。フワッ
僕は川に背を向けて橋から飛び降りた…
落ちても僕は泳げない…これで死ぬ事が出来る…。
兄さんみたいに落ちても良いけど、背を向けて飛び降りた方が綺麗な空が見えると思う…
そんなことを考えているうちに僕は川に落ちた。