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【R18】最高の結婚

第6章 やっぱり好き。


遥side

「わぁ!見てください!あの魚!凄く綺麗です!」

水族館へ来ることになった。
チケット代も坂間さんが出してくれた。

「そうだな。」

あれ?楽しくないのかな?

大きな水槽の前に2人で立って優雅に泳ぐ魚達を眺める。
今日は平日だからか、あまり人がいない。

「・・・ごめんなさい。我儘言っちゃって。やっぱりこういう所って嫌でした?」

「そんな事ない。初めて来たから少し驚いてしまった。」

「ほんとですか!?来てよかった・・・」

初めて来たなんて・・・
あまり目立たない様にしてるのかな?

「わぁ!あっちの海月も綺麗ですよ!」

「海月もいるのか?」

いつの間にか楽しくなり、坂間さんの手を引っ張っていた。

「凄いな・・・」

「色んな色がありますね。あ、この色好きです。」

僕が指さしたのは、青くキラキラと淡く輝く海月。

「この色か?」

「はい。なんというか・・・落ち着きます。」

「・・・なら、ちょうど良かった。」

そう言って坂間さんはゴソゴソと何かを取り出した。

「後ろ向いてくれ。」

「?」

言う通りに後ろを向くと、首にネックレスをかけてくれた。

「えっ・・・これ・・・」

「プレゼントだ。選んだのが好きな色でよかった。」

「いいんですか・・・こんな高そうな物・・・」

青く光る石が埋め込まれたネックレスだ。

「そんなに高くない。貰ってくれ。」

絶対高い・・・
けど・・・嬉しいな。

「じゃあ、遠慮なく。ありがとうございます。」

「気にするな。」

大事にしよう。
坂間さんから貰ったんだもん。

一生手放したくないと思うほど、気持ちが高まっていた。
そのネックレスの輝きがさらに僕の気持ちを興奮させていた。

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