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【R18】最高の結婚

第6章 やっぱり好き。


遥side

「ごめんなさい。気持ちは嬉しいんですが・・・」

これで何人の告白を断ってきただろう。
僕はまだ、坂間さんの事が好きだ。
叶わないと分かっていても、好きという気持ちは変わらなかった。

「・・・ふぅ・・・」

「ため息か?」

「っ!中原さん!」

「お前も大変だな。」

「えぇ・・・まぁ。申しわけない気持ちでいっぱいです。」

中原さんと部屋までの廊下を歩く。

「誰と付き合おうが遥の勝手だが・・・ヤクザと関係を持つのはそれなりの覚悟がいる。あまり勧めることは出来ないな。」

「心配して下さってありがとうございます。大丈夫ですよ。現に断ってますし。」

「・・・そうだな。」

中原さんが何か言いたそうにしている。

「どうかされました?」

「いや・・・何も無い。じゃあな。」

「はい、お仕事頑張ってください。」

僕は早めに休もう。
もう時期ヒート期だ。
部屋に閉じ籠もっておかないと。
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