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【R18】最高の結婚

第11章 幸せな家族


幸希side

「ただいま・・・」

「幸希!よかった!」

遥が出てきて抱きついてきた。
後ろから親父も出てきた。

「ごめんね、叩いちゃって。痛かったよね。」

「・・・ううん。平気。」

「もっと幸希の話ちゃんと聞くべきだよね。」

遥を俺から引き剥がし、2人に頭を下げる。

「ごめん!酷いこと言って!」

「幸希?」

「・・・何も知らないくせに勝手な事言った。これからまた大変かもしれないけど、少しずつ慣れていくよ。その・・・親父にも。」

「こう・・・き・・・」

え?
親父が抱きついてきた。

「ちょっ!くっつくな!キモイ!ウザイ!」

「遥には何も言わないくせに・・・」

「遥は別だよ!」

はぁ、これから大変だな・・・
胃が痛くなりそう。

「あっ!そう言えば!これ!」

遥が俺の前に紙を出してきた。
手紙?

『検査結果』

あ・・・忘れてた。

「その・・・先に見ちゃった・・・」

「そう。で?どうだったの?」

「・・・それが・・・」

何で2人とも顔見合せてんの?
すごい言いずらそう。

「・・・‪α‬だって・・・」

「・・・ふーん・・・別にΩじゃないなら苦労しないじゃん。」

「そ、そうだけど!僕Ωだからその・・・ヒート期が・・・」

あ・・・
まぁでも・・・親父いるし・・・

「それは俺が番にするから問題ないだろ。」

「なっ!子供の前でっ!やめてよ!////」

「いや、もう見られてるから問題ないだろ。」

「あ・・・そうだった・・・」

遥がショックを受ける。
別に俺も見たくなかったよ。

「じゃあ、今日は2人でゆっくりしてきなよ。俺がいちゃ気まずいだろうから家で大人しく1人でいるし。ホテルでもどこでも。」

「幸希の口からそんなの聞きたくなかった・・・」

更に遥がショックを受ける。

にしても‪α‬ね・・・
気にしてないけど、周りのヒート期に気をつけねぇとな。

・・・待て、おじさんは確か‪α‬。
俺も‪α‬・・・
最悪だ・・・

はっ!
待て・・・待て待て待て!
だからっ・・・違う!
そんなんじゃっ!

どうしたんだよ・・・俺・・・
この馬鹿夫婦のせいでおかしくなったんだ。
間違いない。
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