第16章 報告(後編) (☆)
「なに、を……!?」
「大丈夫。君も初めてじゃないだろうし、痛くはしないから」
彼女の袴に手を伸ばし解いていくと、彼女もこれから何をされるか察したようで。
力の入らない身体を何とか動かし、弱弱しく抵抗を見せた。
あれだけの霊力の増大ということは、短い期間でこんなことを何度も行ったのだろうし、慣れているか、若しくはこういう行為が好きなのかと思ったのだけれど。
反応があまりに初心で、ちょっと調子が狂うなぁ…。
やっぱり、水心子の代わりをして正解だった。
水心子には、こんな…女性を無理矢理に犯すなんて真似、させられないもの。
「清磨……くん…? 待て、何故……!?」
「……心配しないで、ちゃんと気持ちよくさせてあげるから」
君は、何も知らなくていい。
政府に協力するのも務めだと、真っ直ぐに応えてくれた君には…
何も知らず、僕だけを恨んで欲しい。
「やぁ…っ、あっ……、あっ…///」
着物をはだけさせ、下着をズラして胸を愛撫する。
媚薬のせいで敏感になっている彼女は、どこに触れても身体を震わし反応していた。
特に、胸の先端に舌を這わせると、一際身体が跳ねた。
「ここ、気持ちいいみたいだね?」
「~~~~~~~っ///」
もう理性なんてほとんど残っていないだろうに。
ふるふると顔を横に振る彼女。
気丈で凛とした彼女の顔が、今や涙と羞恥でぐちゃぐちゃになっていた。
罪悪感、に似た何かを感じながらも。
乱れた彼女に欲情している自分もいて。
これは、任務のはずなのに。
公私混同なんて、してはいけないのに。
昂る感情を、必死に抑え込んだ。
「~~っ、だめ…っ、ソコは、だめっ…やぁ…///」
「もうこんなに…慣らす必要もないみたいだね」
確認の為に彼女のナカに指を入れるが、もうかなり濡れていて。
これなら、きっと痛みも少ないだろうと少し安堵する。