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とうらぶ夢倉庫(長編館)

第5章 内番



「この葉は…?」
「あぁ、これは薬草ってやつだ。此処では色々と入り用でな」
「薬研兄さんは医学の知識があるから、みんなの傷を癒したりしてるんだよ♪」
「それは凄いな!」
「大将も、怪我したら俺っちの所へ来るんだぜ?」
「馬鹿な。主に怪我などこの俺がさせん!!」
「…主さん、長谷部さんに変な事されそうになったら言ってね」
「あぁ、そっちの方が心配かもな」
「変な事?」
「主、お気になさらず。さぁ次へ行きましょう!!」
「あ!誤魔化した!!」




…よく、分からんが
とりあえず気を付けるとしよう









「ここが稽古場です、主」



稽古場には、木刀かぶつかり合う音が響いていた。




「フェイントに見せ掛けて攻撃!」
「甘いよ、首落ちて死ね…!」
「その手には乗らないってね!」



「…凄い、二人とも…。こんなに強かったんだな…。かなり物騒な物言いだが」
「…くっ、この長谷部もあれくらいには…!」
「そうか、それは頼もしいな」
「主…/// この長谷部、主の為ならこの命をも…、…っ!?」
「あ、ごめーん、手が滑ったー」
「加州!貴様!!!」
「惜しかったね清光」
「大和守! 貴様まで!!」
「はは、元気が良くて何よりだな」
「主ってそーゆーところホント通常運転だよね」
「??」



通常運転…?
清光くんの言葉は相変わらず難しいな…




「あー疲れた。主、一緒にお茶しない?」
「あ、僕も!!」
「ダメだ、主はお忙しいのだ。この後も戻って書類に目を…」
「みんなでお茶にしよう。疲れを労うのも審神者の役目…だと兄様が言っていたような気がする、多分」
「きっとそうだよ!お茶お茶~♪ お団子もあったかな~」
「安定、太っても知らないよー」
「主!貴女ってお人は…」
「長谷部くんも案内で疲れただろう? 私が、長谷部くんにもお茶を淹れたいんだが…迷惑だろうか?」
「主…///」
「ほら!そうと決まれば行くよー」
「ちょ、こら加州!押すな!!」







それから、一旦みんなを呼び戻して
一緒にお茶を楽しんだのだった






続く







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