第2章 作戦会議
三成「では、私は地図を見て最適な場所を探しておきますね」
光秀「ならば、俺も三成を手伝うことにしよう。地図ではわからない地形ならば俺の方が詳しい」
三成「わぁ、助かります!光秀様の土地勘は右に出るものが居ないと言われるほど優れていますからね!」
秀吉「光秀に関しては、フラフラと行方を眩ませているだけのことはあるからな」
光秀「心外だな、秀吉。俺にとって必要な情報を手にいれているだけだ。それが城内ではなく、城下だと言うだけの事だ」
家康「俺は……あの子が怪我してもすぐ治療できるように薬を用意しときます」
信長「貴様ら、くれぐれも内密に動け。此方の動きを知られては意味がないからな」
パシンッと鉄扇を閉じ、ニヤリと口角を上げて立ち上がる。
武将たち「はっ!」
武将達の生き生きとした顔を愉しげに見ていた信長もまた、ピクニックへの興が昂るのを感じていた。
それぞれの武将達が、それぞれの得意分野でへのサプライズを成功させるため密かに動き出す。
「う~ん……もう、お腹いっぱい……幸せ~……」
一方、その頃自室で政宗の手作り甘味を食べ終えたは広間で自分へのサプライズ作戦が遂行されているとは露も知らず、幸せそうな顔で微睡みへとその身を委ねていたのだった。