第9章 囲碁勝負ーーーーそして願い
家康「、今の答え…変」
「何で?だって本当に小娘なんかじゃないんだもん」
三成「様はどのようなお顔もとても可愛らしいですよ」
家康「はぁ…馬鹿も二人揃うと手が付けられないね。信長様、俺は先に部屋へ戻ります」
呆れたように呟くと、さっさと城の方へ歩いていく。
三成「ここで立ち話も何なので、私達も戻りましょう。風も冷たくなってきたので皆様お風邪を召されると悪いですしね」
「うん、そうだね。あっ秀吉さんの羽織借りたままだった!ありがとう秀吉さん、お陰で全然寒くなかったよ」
は秀吉の羽織を羽織ったままだと気付き、秀吉に返そうと羽織に手を伸ばすが、やんわりとその手を止められる。
秀吉「ん?部屋に着くまで羽織っていていいぞ」
「でも、秀吉さんが寒いんじゃ…」
秀吉「いや、全然」
信長「、そんなに気になるのであればさっさと部屋へ戻り寝ろ」
少し不機嫌な声で言うと城の方へと歩みを進める。
「今まで寝てたのに眠くないです」
信長「そうか。ならば久々に囲碁勝負でもするか?」
「ふふふっいいですね!今夜こそ負けません」
信長「ふっ…その意気だ」
先程までの不機嫌な表情から、愉しそうな表情へと変わり、と歩みを進めていくと秀吉達もその後に続く。
政宗「ったく、全然手を出せる隙がねえなー」
秀吉「当たり前だ。は信長様の寵姫だぞ」
光秀「あの小娘に恋仲の男が出来たときは信長様が容赦しないだろうな」
三成「様がどなたかと恋仲になるのは寂しいですね。皆の様であってほしいのですが…」
秀吉・政宗「お前も男だな」
三成「?はぁ…」
光秀「くっくっくっ…」
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