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【イケメン戦国】みんなでピクニック

第8章 ピクニックへ行こう!


光秀と三成を先頭に、武将達の馬がゆっくりと歩き始め、漸くピクニックをする場所へと向かうのだった。





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三成「皆様、そこの小高い丘を越えたら到着です」

先頭を光秀と共に誘導していた三成が振り返り、にっこりとした笑顔を皆に向ける。

「楽しみですね!信長様」

はワクワクした気持ちで手綱を操る信長を振り返る。

信長「そうだな」

眩しいほどの笑顔を見て、信長も深紅の瞳を細め穏やかに微笑む。

幸村「…へー、魔王と畏れられている信長でもあんな顔するんだな」

佐助「俺もそれは思った。きっとさんの影響なんだろうな」

信玄「信長も人の子だったというわけか」

政宗「人間臭くなっただろ?あぁいう信長様の方が俺は好きだ」

謙信「ふん…女の影響などくだらんと言いたいところだが、ならば頷ける」

信長の優しい笑みを見たそれぞれの武将達は驚きながらも相手ということで妙に納得するのだった。

ーーーザアァ……

丘を越え開けた場所に着くと、出迎えるかのように爽やかな秋の風が全員を包み込む。

「わぁ……」

信長「ほう……」

秀吉「こんな場所があったんだな…」

周りの山々は見事なまでに鮮やかに色づき、遠くの山とのコントラストを彩っており、どの武将も感嘆の溜め息を漏らす。

三成「皆様、お疲れさまでした。あちらに川も流れているので、そちらで馬達を休ませましょう」

「そっか、この子達も歩いて喉乾いてるよね」

こうして、全員で川の近くで馬に水を飲ませたあと平たい場所で敷物を広げる。

政宗「よし、じゃあ飯にするか!」

政宗は敷物の上に手作りの弁当とつまみを置いていく。

謙信「漸く宴の始まりか」

他の武将達も、各々で持ち寄ってきた酒や甘味を並べると、料理や酒を囲うように各々好きなように腰を下ろす。

「わぁっ!どれも美味しそー!」

政宗「お前の好きなものを準備したから、いっぱい食えよ?」

信玄「確か、独眼竜は料理が得意だったなー?甘味もどれも旨そうだ」

政宗「ああ。この俺が作ったんだ。旨いに決まってるだろ」

政宗は自信に満ちた笑顔を信玄に向ける。

幸村「信玄様、くれぐれも食べ過ぎねーで下さいよ」
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