第4章 嬉しいサプライズ
信長「貴様ら、呆けている暇があるならさっさと公務を終わらせろ。の故郷への思い出を此方の思い出に塗り替えたいのであればな」
三成「そうですね!元の時代での思い出よりも此方の思い出を良いものにすることができれば、様が寂しい思いをすることは無くなりますね」
秀吉「そうだな!信長様と三成の言う通りだ!」
家康「三成の癖に生意気……」
政宗「じゃ、俺も少し御殿に戻って仕事するかー」
政宗はすっと立ち上がり、広間を後にする。
光秀「やれやれ…秀吉の小言で心労が溜まりそうだな」
秀吉「光秀、お前が行動と言動を改めればいいだけだろう」
光秀「またお小言か、秀吉…お前はよくも飽きもせず同じ事が言えるな…」
秀吉「お前が飽きもせず同じ事をするからだろ」
ぎゃーぎゃーと言い合いながら広間を後にする秀吉と光秀。
三成「当日がとても楽しみですね!家康様」
家康「お前の頭の中は年中春なんだから、秋に出掛けても退屈なんじゃない?」
三成「確かに暖かい春もいいですね~春は暖かい陽気ですが、秋の爽やかな陽気もまた格別に思います!」
家康「あっそ」
鬱陶しそうに嫌みを言い、それを諸ともせず、ニコニコと笑顔で返事をしながら家康と三成もまた、広間を後にする。
信長「あの女一人に此処まで彼奴らを翻弄されるとはな。全く退屈せん女だ」
ふっと笑みを浮かべ、ゆるりと立ち上がると信長も広間を後にし、天主へと向かうのだった。