第9章 襲撃
流魂街 四十四地区 月陰 南側。
こちらでは八番隊が討伐にあたっていた。
「(これはいくらなんでも多すぎるだろ)」
討伐にあたりながら、璃久は憤りを感じていた。
「(こいつらの前じゃ、いつものように動けない)」
うぉおおおおおおおおっ!!
「くそっ」
ザシュッ
その時、後ろからよく知った霊圧が二つ降りたのに気づいた。
「(璃咲と駿か)」
見つからないように少し離れて、二人に近づく。
「(コソ)ここで何してるんだよ。つうか、なんで元の姿に戻ってるんだよ」
『(コソ)護廷十三隊だけでは手に負えないとみたからね。フードで顔は見えないし、たまにはいいかなって』
駿「(コソ)悪い、璃久...」
「(コソ)いや、駿のせいじゃねーよ、気にすんな」
『それにしても...』
ここまで多いとはな。瀞霊廷内部は大丈夫か?