第8章 書類配り
ありえないっ!!普通、女を殴らないでしょ!!
そう思っているうちに、振り上げられた拳は左頬に当たろうとしていた。
が、次の瞬間、
「何をしている、大前田!!!!!」
ものすごい怒りが篭もった声が響き渡った。
大「そっ、そそそそ砕蜂...た、隊長!!!」
そこには背中から黒~いオーラを放つ砕蜂の姿が。
あーあ、あんなに怒らせちゃって。こりゃあ、絞られるな。いい気味だ(笑)
砕「これはどういうことだ、大前田。貴様、いま女子に何をしようとした?」
大「いや、あの...」
砕「何をしようとしたのかと聞いている!!」
大「ひっ!!」
大前田(というらしい奴)は砕蜂のあまりの怒りように顔面蒼白になって怯え、ぶるぶると震えている。
砕蜂が一歩こちらに前進する度、大前田も一歩後退している。