• テキストサイズ

瑠璃色の春 【BLEACH】

第24章 最終決戦



キンッ──────!!!


弦「くっ.......」

『.......っ』


なぜ弦真が生きているのかなんて、もうどうでもよかった。


大切な仲間の殺害を〝つい〟の一言で片付けたこの男を殺さなければ。

この思いだけが、私を駆り立てた。


キンッ──────!!

キンッ──────!!


弦「はっ、さすがは〝尸魂界最強〟。その称号は伊達ではないな」

『黙れっ!!』


キンッ───────ッ!!

キンッ──────────ッ!!


弦「強いなぁ、強いなぁ!あいつらとは比べ物にならない!」

『.......っ』


有紗さん.......宗次郎さん.......雅紀さん.......。

ごめんなさい.......っ、ごめんなさい!!


何年経っても消えることのない罪悪感。自分の命を犠牲にしてでも私を守ってくれた3人。大好きだった。私を導いてくれた、光のような人たちだった。ずっと零番隊として一緒にいるんだと、3人がいなくなる未来をこれっぽっちも考えたことはなかった。


でも、死んでしまった。


あの時、どうすれば良かったの?私が死ねば、3人は助かったの?私が零に入らなければ、あんなことにはならなかった?


何度も何度も考えた。でも、考えたところであの頃は帰ってこない。

私に出来ることは一つだけ。




『血染まれ『赤流姫』』




ここで全てを終わらせる。

/ 513ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp