第24章 最終決戦
キンッ──────!!!
弦「くっ.......」
『.......っ』
なぜ弦真が生きているのかなんて、もうどうでもよかった。
大切な仲間の殺害を〝つい〟の一言で片付けたこの男を殺さなければ。
この思いだけが、私を駆り立てた。
キンッ──────!!
キンッ──────!!
弦「はっ、さすがは〝尸魂界最強〟。その称号は伊達ではないな」
『黙れっ!!』
キンッ───────ッ!!
キンッ──────────ッ!!
弦「強いなぁ、強いなぁ!あいつらとは比べ物にならない!」
『.......っ』
有紗さん.......宗次郎さん.......雅紀さん.......。
ごめんなさい.......っ、ごめんなさい!!
何年経っても消えることのない罪悪感。自分の命を犠牲にしてでも私を守ってくれた3人。大好きだった。私を導いてくれた、光のような人たちだった。ずっと零番隊として一緒にいるんだと、3人がいなくなる未来をこれっぽっちも考えたことはなかった。
でも、死んでしまった。
あの時、どうすれば良かったの?私が死ねば、3人は助かったの?私が零に入らなければ、あんなことにはならなかった?
何度も何度も考えた。でも、考えたところであの頃は帰ってこない。
私に出来ることは一つだけ。
『血染まれ『赤流姫』』
ここで全てを終わらせる。