第22章 もう一度 【R18】
二週間ぶりに見た、私の愛おしい人。
だけど、
『.......っ』
怖い.......っ
身体中が震えだし、冷や汗が流れる。
京「璃咲ちゃんっ!?」
『.......はぁ.......っ』
京「顔が真っ青だ。やっぱりまだ早い。今日は帰るよ」
そう背を向ける春水に、慌てて抱きついた。
『だめ!!』
京「璃咲ちゃん!?こんなことしたら、余計に具合が.......」
『そんなことどうでもいいよ!!』
腰に巻き付けた腕に力を込める。
『会いたかった.......っ、ずっと会いたかった、春水!!』
今にも崩れそうな足を叱咤して、必死に春水に抱きつく。
頭が割れそうに痛い。吐き気もする。だけど、離したくない!!
京「璃咲ちゃん.......」
『春水.......っ、離れていかないで.......』
春水の広い背に、おでこを押し付ける。
『春水、お願い.......』
京「なんだい.......?」
『抱き締めて.......口付けして、ほしい』
そのお願いに、春水が戸惑っているのがわかる。