第20章 崩壊【R18】
弦「あ~あ、やっぱり京楽の坊ちゃんにやるにはもったいねぇ体だなぁ~。まぁ、どうせ死んでるか。そんじゃ.......」
『いや.......っ』
近づいてくる弦真に顔をそむけた瞬間、突然弦真は舌打ちをし、体を起こすと扉を睨みつけた。
弦「あ~ぁ、せっかく楽しんでたのによぉ。邪魔が来ちまった。あいつら、全く役に立たねぇな」
『じゃ.....ま....?』
薬でかすみがかったこの頭と体では、霊圧すら上手く感じられない。
呆然としている私をよそに、弦真は死覇装を整えると、斬魄刀を手にした。
弦「じゃあな、璃咲。また会おうぜ」
弦真が床に斬魄刀を突き刺すと、下に影が現れ、飲み込まれるように弦真は消えていった。
バンッ──────!!
「璃咲!!」
朦朧とする意識の中、助けに来た彼の顔を見た瞬間、
『────』
私は意識を手放した。